百貨店リニューアルプロジェクト

PROJECT 03

2004年入社 百貨店事業部
江角 紀彰

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2009年入社 新宿高島屋店 店長
松田 祐介


過去との区切りになる日

「さびしい気持ちもあるけど、ここは出発点です。」
閉店後の暗くなった百貨店フロアの一角、すべての商品が片付けられた店内を見つめながら、担当営業の江角がつぶやいた。続けて店長の松田が言う。「特に、数年前から海外のお客様がとても多くなって。いわゆる爆買いに沸く形になりました。」その勢いはとどまることなく、いままでの店では対応が難しくなり、今回のリニューアルへつながった。

ハードな交渉の日々

「リニューアルは百貨店との交渉の連続です。先方が望む売り場と、我々が作りたい売り場が、必ずしも一致するとは限らない。」
連日、ハードな交渉が続いた。出口が見いだせず立ち止まることもあったという。
「行き詰まったときほど『ピンチはチャンス』。新しい目線でみて、スタッフやお客様にさらに満足していただける形はないか、既成概念を否定して考え抜く。最終的には自分がお客様だったらどう感じるかです。」
今回も、度重なる交渉の末、百貨店側と意見が一致し、何とかリニューアルを確定させることができた。




自慢のチームワークが活きる


リニューアルオープンの前日、スタッフの動きがあわただしくなる。店長の松田からは次々と明確な指示が飛ぶ。「このステージはシーズンモチベーションを表現する。シューズのストックは奥に。」閉店後にしかできない移設業務は、まさに時間との戦いだ。
「やはり準備がとても大切です。そして日ごろのチームワーク。見てください。スタッフのみんなは声をかけつつも、一人一人迷うことなく自分の業務を行っています。準備段階からしっかりミーティングを行ってきたことが実を結んでいます。この新宿高島屋店の一番の自慢はチームワークです。」江角が誇らしげに言う。

新たな歴史が始まる日

オープン日の朝、SHOPで輪になり、朝礼を行うスタッフの姿があった。話をしているのは、店長の松田祐介だ。
「リニューアルが決まってから、今までみんなには苦労をかけました。ここが一旦のゴールであり、同時にあらたなスタートです。リニューアルしても、私たちの思いはかわりません。今日から、あらたに新宿高島屋店ミキハウスの歴史を作っていこう」
午前10時の百貨店のオープニングとともに、ミキハウス新宿高島屋店の新たな歴史が始まった。




未来を見つめる


「脱皮、というんですかね。本質的な部分は変わらない。でも見た目は変わる。それがリニューアルだと思います。大事な部分は継承しながら、変わりゆく時代や環境に合わせて変化していく。ビジネスではそれが大事だと思っています。」
江角はリニューアル後の未来を見据えながら、そう締めくくった。