Interview
YOSHIE
BAN
8
2003年入社
子育て
キャリアアドバイザー
伴好恵
Interview
YOSHIE
BAN
8
2003年入社
子育てキャリアアドバイザー
伴好恵
育児休暇を取得した時、私は当時日本一の売り上げを誇っていた名古屋髙島屋店で店長を務めていました。ショップを離れるのは、積み上げてきたものが無くなってしまうのではないかと不安な中での育児休暇取得。復職は子どもが生まれてちょうど1年が経った頃でした。産後のゆるやかな生活と対照的に、忙しく走り回る日々は大変でしたがとても充実していたことを覚えています。復職して最初に感じたのは、ママになったという経験が仕事をする上で大きな“強み”になったことです。「あなたも子どもがいるの?じゃあ話を聞こうかな。」と、お客様の姿勢が変わるのです。今までは知識だけで話していた部分が、今は実体験を交えて話せるので、より深い話やお客様に寄り添ったご提案ができるようになりました。今では信頼関係もより強くなり、入学式などイベントの度に私を訪ねてたくさんのお客様がご来店してくださることが大きなモチベーションになっています。さらにお客様だけでなく一緒に働くスタッフから子育ての経験・知識について質問されることも増えました。振り返ると、産休・育休は決してブランクではなく、ママとしての経験を積むことができた大切な期間。その経験が、現在のキャリアにとても活きていると実感しています。
復職した現在は、育児と仕事を両立させるため、周りのスタッフに助けてもらいながら働いています。だからこそ今協力してくれている若いスタッフが将来結婚・出産を迎えたとき、今度は自分がサポートする側にまわって、安心して働いてもらえる環境をつくりたいです。その頃には、私の子どもも大きくなっているでしょうし、育児の相談にも乗れるのかなと思います。そのためにも今は、私自身が楽しく育児と向き合い、その経験を仕事にも活かし、働くママとしてのロールモデルになっていくことが大切だと考えています。
MIKI HOUSEには子育て経験のあるスタッフが、1年間の研修プログラムを通して取得できる「子育てキャリアアドバイザー(KCA)」という社内資格があります。妊娠・出産・育児に関する知識や経験を伝えることで、少しでもお客様の力になりたいと思い、私も復職後すぐにこの資格を取得しました。今ではプレママ・プレパパセミナーでお客様に直接、実体験を交えた話をしています。実際に経験したからこそ分かるのですが、初めての出産前は本当に不安な気持ちでいっぱいになります。KCAの私に出来ることは、そんなママたちの不安が少しでも和らぐように、その時々の気持ちにとことん寄り添って話すことです。これからも多くの経験を積むことで、言葉の説得力に更に磨きをかけ、お客様にとって第二の家族のような存在であり続けたいです。
※ 所属部署は取材時の情報です。