Interview

KATSUKI
SHIMIZU

2

2013年入社
商品企画
デザイナー

清水勝貴

Interview

KATSUKI
SHIMIZU

2

2013年入社
商品企画 デザイナー

清水勝貴

「子どもにとって本当によいものを届けたい」ものづくりの根幹を担う情熱とプライド

野球で培った“負けん気と情熱”

学生時代は14年間野球一筋。大学では体育会準硬式野球部に所属し、選手と主務、二つの立場からチームを見つめ、仲間と共に日本一を目指して活動していました。常に高い目標を設定し、「自分に負けたくない」一心で、達成するまで諦めない粘り強い人間だったと思います。この野球人生で培った“負けん気”は、社会人になった今も自分を突き動かす原動力になっています。

野球少年だった子どもの頃から、日々多くの人やモノに支えられ、自分が成長していくことを実感していた私は、「次の時代を生きる子どもたちの成長を手助けしたい」と考えるようになりました。子どもの成長を支える衣食住に携わる会社を探していた就職活動の中でMIKI HOUSEと出会い、何より惹かれたのは他社にはない「熱さ」。実際にSHOPに足を運んだ時に感じた活気や彩り豊かな商品、出会った社員の仕事にかける情熱…こんな熱いエネルギーが集まる場所なら、自分自身も情熱を燃やして仕事に打ち込めると確信し、入社を決意しました。

デザイナーになった今も、お客様の顔が思い浮かぶ
だからこそ、デザインや品質に一切の妥協は許さない

入社してからはFashion Adviser(FA)として、地域密着型店舗と日本一の売上を誇る大型店舗、2つのSHOPを経験しました。お子様の成長に合わせたお買い物、大切な人への贈り物、日本のよいものを求めるインバウンドのお客様への接客を通して、地域や客層によるニーズの違い、MIKI HOUSEに求められている商品や品質を肌で感じてきました。

入社5年目から商品企画部に異動となり、現在はチーフディレクターとして全ブランド、全商品のデザインを統括しながら、自身もデザイナーとして商品を企画しています。販売時期やターゲットに基づいて、素材、パターン、色、縫製など細部の仕様にもこだわってデザインしていくこの仕事は、決して答えがあるものではありません。自ら正解をつくり出す要素が強いので、行き詰まることもよくあります。でもそんな時、ふとFA時代に出会った顧客様の顔が思い浮かんでくるんです。“あの子”が着ている姿がイメージできるからこそ、デザインや着心地を追求した品質には一切の妥協をしない、という信念を貫くことができていると感じます。デザイナーとしての知識や経験がなかった自分にとって、SHOPという場所は、まさにどんな時でも自分を奮い立たせてくれる原点です。

「作品」ではなく「商品」をデザインする

流行に左右されず、いつの時代のどの国の子どもが着ても、「子どもの“今”のかわいさが活きるデザイン」がMIKI HOUSEらしさの特徴。そんなブランドのデザイナーとして、私が常に意識していることは、「作品」ではなく「商品」をデザインすることです。「作品」と「商品」は、私の中で定義が異なります。「作品」はニーズを問わず、デザイナーの思想やアイデアを自由にカタチにするもの。「商品」は世の中の流れやニーズとデザイナーの感性を掛け合わせて創り上げるもの。どちらにも難しさや面白さがありますが、お客様第一のMIKI HOUSEでは「商品」をデザインしていく感覚が求められます。だからこそSHOPで培ったニーズを汲み取る力や、知識、現場主義の考え方と経験、これら全てが、現在の仕事に繋がっています。

商品を手に取っていただくお客様が世界中に拡がっている今、次の時代を生きる子ども達に受け継がれる“ヒット商品”を生み出し、MIKI HOUSEの100年ブランドへの挑戦に情熱を注ぐことが私の使命です。そして、創業当時から大切にしてきた、「子どもにとって本当によいものを届けたい」という品質に込める想いを継承し、愛され続ける商品を手掛けていきたいと思っています。

※ 所属部署は取材時の情報です。