Interview

MANA
MAEDA

3

2018年入社
商品MD

前田真奈

Interview

MANA
MAEDA

3

2018年入社
商品MD

前田真奈

お子様自身が選びたくなる「憧れのブランド」をつくる

0から1を生み出す仕事

2018年にMIKI HOUSEに入社し、現在は商品MDで働いています。商品MD(マーチャンダイザー)とは、商品が企画される前から、お客様の手元に届いた後までのストーリーを描く仕事です。ブランドや商品のコンセプト設計から、生産・販売計画、売り方・魅せ方の提案などを行い、「あの商品が欲しい!」と思っていただける仕掛けを戦略的につくり上げていきます。またSNSなど活用したブランドイメージ発信の指示といったプロモーションにも関わります。

幼少期から人一倍、“もの”に愛着を持つタイプだった私は、子どもながらに「この洋服は、なぜこんなにかわいいんだろう!」「あのおもちゃは、どうしてこれ程胸がときめくの?」と、欲しくなる理由をよく考えていました。社会人になった今、当時の感覚や素直な気持ちからヒントを得ることもあり、まさか子どもの頃の私が頼りになるなんて、とおかしく思うことも。商品MDは、ブランドの未来を左右していく重要なポジションなので果たすべき責任も大きい分、手懸けた商品がSHOPに並び、売れていく瞬間は喜びもひとしお。何もない、0から1を生み出していくこの仕事にやりがいを感じています。

新ブランド「CHIECO SAKU」の
プロジェクトリーダーに

入社4年目のタイミングで転機が訪れました。創業50周年を迎えたMIKI HOUSEから新しいブランドが立ち上がることになり、その新ブランド「CHIECO SAKU(チエコサク)」の責任者として、プロジェクトリーダーを任せてもらえることになったのです。新ブランドの立ち上げと聞くと華やかな仕事に感じますが、実際は困難の連続。まさに0から1を生み出すことの難しさを痛感する毎日でした。

そうした苦労の中でも何よりこだわりたかったのはコンセプトの設計です。「かわいいものが大好きな子どもたちが自分で選びたくなるような、わくわくするブランドにしたい!」というコンセプトを実現するために、デザイナーと一緒に、子どもがときめくデザインや色使い、パターンを追求しました。

実績や前例がない中で理想を現実にするためには、市場調査を行い根拠となる情報を集め、仮説を立てて進める必要がありますが、最終判断をする上で何より大事なのは「CHIECO SAKUをこんなブランドにする」というぶれない軸と明確なイメージを持つことだと思っています。自分の判断がブランドとしての答えになるので、ブランドの責任者である私が、意志を持って決断するようにしています。

まだ見ぬ景色を求めて

準備を進めてきたCHIECO SAKUが、2022年の8月に遂にデビューしました。イメージした未来がカタチになる様をみて、まさか自分がブランドをつくるなんて…と実感が湧くとともに心が震えました。国内だけでなく海外のお客様からも好意的な反響をいただき、嬉しかったのはもちろんですが、心から達成したと言えるのはまだまだこれから先。「こんなもんじゃない、もっとこうしたい、こうあるべき!」と今はどんどんアイデアが湧いてきます。

「実際に街中でCHIECO SAKUを着たお子様を見たい」「CHIECO SAKUの旗艦店をつくりたい!」とまだ見ぬ景色を求めて意気込んでいます。CHIECO SAKU展開店舗のFashion Adviserとは特にコミュニケーションを密に取りながら、試行錯誤する時間は難しくもあり面白いと感じる瞬間。生まれたばかりのCHIECO SAKUだからこそできる表現やSNSを活用した新たなプロモーションにも挑戦しながら、世界中の子どもたちが選びたくなる、憧れのブランドへと育てていきたいです。

※ 所属部署は取材時の情報です。